男性差別の存在を訴え、世の中に訴えかける。

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新コラムが始まりました。

「男性差別をなくし隊」です。

隊長の純女ライターのノルマンディー麗子です。
このたび、千秋ちゃんの命を受けて、
新連載のライターとして少しだけお力添えすることにいたしました。
よろしくお願いします♪

誤解のないように最初に申し上げますが、

別に男尊女卑を語るわけではありません。

「社会が決めた男女2分における

男女は平等に扱うべきだ」

というジェンダー論、社会論です。
今回はまず、「男性差別をなくし隊」の概要を書いていきます。


■戦後フェミニストたちの女性の権利拡充運動


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フェミニストというのは、女性の権利拡充や

男女平等を訴える「女性の権利を守り、訴える」論客、人々の

ことをさします。

世界では19世紀の産業革命以後、

日本では1960年代終戦後の高度経済成長期にさしかかる

頃にフェミニストたちが世の中に登場しました。

有名どころでいくと、平塚らいちょうが「婦人解放運動」と称し、

「男性が働き、女性は家の中で家を守る」という

日本の伝統的な家観やジェンダー観を見直し、

これからは「女性にも社会進出の機会を与えよう」という

運動を行いました。

それにより、女性にも権利があるとして、

女性を理由とする雇用拒否の禁止など、

さまざまな「女性を理由とする男性との社会参画機会の不平等」を

是正してきました。




■フェミニストたちの論理


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フェミニストの論理は、

「男女の平等」のはずです。

しかし多くのフェミニストたちは、

「女性の権利拡充をするが、その後の

男性よりも女性のほうが優遇されていることに関しては

論じない」


という論理なのです。

すなはち、


「男女不平等で女性のほうが不利だから、

その分の穴埋めをする活動はするよ。

でも、その後女性が優遇されて、

今度は男性を差別することになったとしても、

あたしゃ知らないよ」ってことなんです。


確かに、制度や慣習の変わり目の過渡期として

一時的に男性差別のような状況が

起こったとしても仕方がないかもしれません。
しかし、現状の日本を見ると、

さまざまな制度において「女性優遇」がされており、
フェミニストの本来的な論理でいう「男女平等」でいうならば、

女性優遇を是正し、男女平等にすべきです。

が、そのような動きは少なくともフェミニスト側からはありません。





■差異をすべて女性優遇にしようとするフェミニストの論理


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そもそも男女平等論を語る際に、

何をもって平等とするのかが非常に曖昧なんです。

たとえば、男性のほうが女性よりも筋肉が多い場合が多いから、

男性のほうが女性よりも力が強いです。

だから、基本的には男性が女性に暴力をふるうシーンは

倫理的に問題があるとされ敬遠されがちですが、

女性が男性に暴力をふるうシーンはテレビCMでさえ

毎日流れていますよね。


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このような広告なども問題ないとされるわけです。

あくまで、「男性のほうが女性よりも身体的特徴として

強い」という身体的特徴という視点でみると、
「女性が男性に暴力をふるっても男性のほうが強いから

男性は軽く受け流せる」ので、倫理的には問題ない、

すなはち別に男性を差別するものではないとされるわけです。

でも、表現の幅の違いという観点でみると、

女性は暴力をふるうシーンという選択肢があるけれど、

男性にはない(あっても、倫理的に問題とされる場合が多い)

という差別があります。

男女の平等を語る際に何をもって平等とするのか?


これをはっきりと定義づけ、

それ以外の部分は平等論を語る余地はない、

語る場合は議論の対象とすべきかどうかの議論を必要とする

としておかないと、

一定の結論を得ることは不可能です。



しかし、一部のフェミニストたちはその定義づけを放棄しています。

ということは、すべての男女の差異が男女平等の議論の対象に

なるということです。

とすれば、

そもそも男女2分という差異が発生してることによって、

不平等が起こっているので、

そういったフェミニストたちのもっとも有効な不平等の解決策は、

「社会的な男女2分を撤廃する」ということです。


男性でも女性でもある共通の制約のもと、

すべて自由。

身体的特徴の差は生物学的な問題なので不可能ですが、

社会的な性別2分は人間の思考でいくらでも変えることができますよね。

でも、フェミニストたちはそれをしません。

男女2分という性別を踏んだ上で、

女性の優遇を主張します。

つまり、少しラディカルになりますが、

一部のフェミニストたちは

すべての男女2分の性別の差異を女性優遇につなげようと

しているのです。





■何をもって平等とするのかを考えるのがこのコラムのミッション


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少しフェミニストたちを批判しましたが、

すべてのフェミニストがそうだと言っているわけではありません。

当然1960年代頃は、非合理的に

「女性だから」という理由で仕事につけない女性もたくさんいました。

社会進出したくても家にいなければならない女性もたくさんいました。
そういった女性たちを社会進出に導いたフェミニストたちの

功績は大きいと思います。
現に、女性社長が多く活躍する日本において、

その社会貢献性をみれば、

フェミニストたちがその萌芽を作った功績は

社会的に評価されるべきだと思います。

でも、現状をみるに、

雇用機会や社会進出のチャンス、

公的サービスを受けるチャンスや参政権・・・

少なくとも、社会における行動の機会は

男女平等に担保されました。

そして、むしろ今度は女性優遇が進み、

男性差別が進んでいると私は主張します。

で、どうするのか?

どう変えていくのか?

本当に男女平等は可能なのか?

 


こういったアイデアや考察を

「男性差別をなくし隊」では考えていきます。


次回、ご期待ください。




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この記事書いた人:ノルマンディー麗子

純女の主婦ライター。
年齢は30歳くらい♪
栗原の友人で女装業界にもちょくちょく顔を出す。
好きなものは「チョコレート」
大阪在住で専業主婦をやりながらライター活動。
趣味は読書で、年間100冊以上読破する。
口癖は「もうええやん♪」

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