大阪市淀川区のLGBT(マイノリティ)の理解度が高い3つの点。その取組みと反応はいかに?@女装と社会

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東京都渋谷区でパートナーシップ条例

が可決され、

LGBTカップルも婚姻関係が認められる

ようになったが(法的な完全ではない)、

関西は、大阪府大阪市淀川区も

なかなかマイノリティ(LGBT)に関して、

理解度が高いのです。

そんな大阪市淀川区の取り組みを

まとめてみました。


■大阪市淀川区ってどこ?近いトラコミュは?

 


■大阪市淀川区は?




大阪市淀川区は、

大阪市の北、

有名どころだと

新大阪(新幹線がとまるところですね)や

十三(じゅうそう)などをかかえる地域です。

淀川をはさんで南にいけば、

大阪キタ、堂山神山、梅田になります。

十三の飲み屋街、

新大阪周辺のオフィス街、

住宅密集地を含むなど、

さまざまなタイプの町が集合している

面白い区が「淀川区」です。




■淀川区内の女装出会い
コミュニティスポット(トラコミュ)は?



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淀川河川敷公園
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淀川区の女装出会いコミュニティスポット

(トランスコミュニティ、略してトラコミュ)は

いくつか存在します。


・淀川河川敷公園(淀川流域)

・N&NSisters(十三)

・ルージュ(十三)

・ピンキーハーフ(十三)


など、

かつては、十三にもニューハーフさんの

お店が存在していましたが、

現在はあまり存在していません。

2年前に閉店した女装ルーム

新大阪Gossip(ゴシップ)の前身ともいうべき

パンドラも十三に存在していました。

このように、
意外に女装業界とのつながりも深いのが、

淀川区なんです。


さて、淀川区のご紹介はこれくらいにして・・・

【淀川区のLGBT(マイノリティ)に対する

理解度が高い】部分をより具体的に

みていくことにしましょう!




■淀川区のLGBT(マイノリティ)に対する理解度が高い3つの点


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出典元:淀川区LGBT支援事業HP


淀川区のLGBTへの理解度が高い

点は3つあります!


1.LGBT支援事業部が存在し、

形式だけでなく、内容も伴っている

2・淀川区では職員へのLGBT教育が

徹底されている

3・淀川区民の8割がこのLGBT支援事業を

支持している


この3つを具体的にみていきます。



■1.LGBT支援事業部が存在し、

形式だけでなく内容も伴っている


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淀川区LGBT事業部HP
出典元:淀川区LGBT支援事業HP


淀川区では、LGBT啓発のための
さまざまな施策を実行しています。



・月数回のコミュニティスペースの運営
・週2回の電話相談
・LGBT理解のための講演会の運営

・教職員、一般向けのLGBT資料の

制作・配布


すごいですね。
↓は淀川区LGBT事業部のHPより抜粋

した、コミュニティスペースの日時や

電話相談の日時を記したgoogleカレンダーです。






また、一般向けへのLGBT啓発のための

資料も無料でダウンロードできます。

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出典元:淀川区LGBT支援事業HP

DL先:ここから資料配布ページへ飛ぶ


また公式ツイッターなどでも、

LGBT啓発運動の情報を

随時更新されています。



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淀川区LGBT事業部公式twitter

twitter.com/nijiyodogawa


ここまでLGBT啓発に関して

やっている公的機関は、

おそらく今の所淀川区だけだと思います。
T(トランス)である私達にとっては、

とってもありがたいことですね!!




■2.職員へのLGBT教育が

徹底されている

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出典元:淀川区LGBT支援事業HP


淀川区では、

職員全員が2時間半の「LGBT研修」を

受ける事が義務化されているそうです。

なので、

まったくのノンケさんである職員や、

そもそもLGBTが存在することすら知らない

職員、

それこそ必要書類を受け取りハンコを押す

係りの人・・・

全職員が、LGBTに対する理解をしているのです。

なので、

たとえばトランス(女装子さん)が、

女性の恰好のまま公的書類を

淀川区に提出しにいったとして、

公的な名前が男性名でも、

驚かれたり変な顔をされたりすることは

(おそらく)ないんです。


それほど、安心してLGBTの方々が堂々と

存在できるのが淀川区なんです。





■3.淀川区民の約8割がこのLGBT

事業に賛成している

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淀川区民まつり
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公的な淀川区(役所)が行っている

LGBT支援事業ですが、

これは区民の支持もきちんと得ています。

淀川区が、2015.9.19の

淀川区民まつり会場内で

実施した152名への無差別アンケート実施において、
約8割が「LGBT事業に対して肯定的な意見」

だったそうです。
(アンケート詳細は、www.city.osaka.lg.jpを参照)


おそらく、淀川区内の学校などの

教育機関でも徹底したLGBT教育が

行なわれていたり、

商店街などの地域住民の理解もあって、

このような結果になっているのでしょう。


このように、淀川区のLGBT啓発、支援の

取組は自治体と住民が一体となって

推し進めているのです。




■なぜ大阪淀川区でこのようなLGBT支援事業

が行なわれているの?

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きっかけとなったパトリック・J・リネハン氏
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大阪市淀川区がこのような取り組みを

行なうきっかけとなったのが、

「同性愛」(LGBTでいうとGゲイ)を

好評している大阪在住で、

米国総領事を務めるパトリック・J・リネハン氏

が、LGBT啓発の講演会を淀川区で

開いたのがきっかけだそうです。

それをきっかけに、
榊正文区長が大号令。

「積極的に(LGBT啓発に関して)
行政が関わるべきだ」

ということで、

淀川区がLGBT支援事業を積極的にうちだし、

現在も稼働し続けているのです。






このような行政などの

公的機関が、

LGBT(マイノリティ)に対する啓発を

行なっていけば、

ますますLGBTの社会認知や理解度が

アップしていくと思います。

LGBTで生きづらいなー

と思っている方、

社会は確実に動き続けています。
この淀川区の動きをきっかけに、

ますますLGBTの啓発が進んでいく事を

願います。

ちなみに、

淀川区内の十三(じゅうそう)と言う場所は、

住みやすくて平均家賃も安いそうなので、

引っ越しをお考えの方はぜひ、

淀川区十三へ!(笑)


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この記事書いた人:栗原千秋

女装ワールド主宰。
東京都渋谷区、
大阪府淀川区・・・
名古屋、福岡、札幌、
仙台、広島。。。etc
もドンドン続いてほしいなと
願います。

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