女装して一年間暮らしてみました@LGBT作品紹介

女装して、一年間暮らしてみました。
クリスチャン・ザイデル
サンマーク出版
売り上げランキング: 24,339


女装業界人にとって必見の一冊が

先日発売されました。
「女装して一年間暮らしてみました」

です。




内容紹介

この本は、もとテレビ番組・映画プロデューサーとして名をはせた著者が、
一年間女装をするという「実験」をして暮らしてみたドキュメンタリーです。
きっかけはなんと、一足のストッキングでした。
「モモヒキは暑すぎるけれど、なにもはかないと風邪をひく」という切実な理由から、
デパートでストッキングを買ってはいてみたところ……

「女性の世界には、こんなにいいものがあるのか!」と思ったところから、
この生活は始まります。

そうはいっても、単なるオモシロ本とあなどることなかれ。
著者は、

女装をすることによって生まれた心の変化
男性の役割から解放されるって、なんて自由なんだろう)、
これまで縛られていた心(完璧に男らしくいなくては、人から愛されない)、
女性として生きる大変さ(電車内でチカンにあう)、
女性アンテナの発見(男でいるときには見えなかった世界が見える)などを体験し、
考察し、男と女の違いを説明しようと奮闘します。

初めての化粧、初めての女子会、初めての婦人科検診、
妻へのカミングアウトなどを経てたどりついた、
心の中の足かせをはずす方法とは? 「性」の真実とは?
自分ではなかなか経験できない新しい世界を知ることができる、貴重な一冊。



出典元:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763134361/hirokienglish-22/ref=nosim/




これはドイツ人のクリスチャン・ザイデル氏が

書いた本です。
元々、このザイデル氏は男性としてプロデューサーなどの分野で

成功してきた方です。
ある日ザイデル氏は「心の声」に従って、女装をはじめます。

ストッキングをはいたところから・・・

ザイデル氏の女装人生が始まります。

ザイデル氏の女装行為は、

ストッキングからはじまった女装なのでフェチ系女装行為かなと

思ってしまいがちですが、ザイデル氏はストッキングそのものに

性的興奮を覚えているわけではないので、

フェチ系女装行為ではなさそう。

ザイデル氏は妻帯者で正対象は女性の

ヘテロセクシャルなので、ホモ系女装行為でもないです。
なので、当然GID系女装行為でもないですね。

ザイデル氏は、女装をすることで「女性」を演じ、

「男性からの解放」や「男性ではみえなかった女性像が見えた」と

あるので、ジェンダー系女装行為が一番近いのかなと思います。


参照:【女装学】女装って何?(1)-「女装行為」を5種類に分けてみた。(改良版)




■女装と人生の関係


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本書はぜひ女装業界人みなさまに

読んでいただきたい一冊です。

当然ジェンダー系女装行為をする女装子さんはもちろん、

GIDさん、女装子を対象とする純男さん、

面白いから!という理由で女装業界に出入りする方々・・・

さまざまいらっしゃると思いますが、
「女装」というものに対して、

人生の中で薄くも濃くも関わっているという

点ではみな同じだと思います。


本書に、何か答えが書いているわけでも、

女装を社会により浸透させるための解決策が書いている

わけでもありません。

一人のドイツ人男性が、女装をして1年間暮らしたことで

彼が感じたことを、哲学的かつ考察的に書いてある一冊です。

本書には、ヒントがたくさんあります。

みなさんの人生の時間の中で「女装」というものが

どういう位置づけにあるのか、

そして自分の「女装の理想」のようなものがなんであるか、

各人が考える思考の手助けのようなものになるような気がします。


最近は女装が経営者の「顧客ニーズをつかむ能力開発」

に使われたり(経営者は女装しろ!経営者向けの顧客目線を学ぶセミナーがすごい!

してるくらいなので、

女装をして実際に1年間も生活した方の考察は

めちゃくちゃ面白い発見がたくさんあると思いますよ!


女装して、一年間暮らしてみました。
クリスチャン・ザイデル
サンマーク出版
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この記事書いた人:栗原千秋

女装歴10年のほぼフルタイム女装子ライター。
年齢は30歳くらい♪
座右の銘は「女装子ほど、男気を忘れず。」
好きなものは「にんにくの素揚げ」
関東在住ながら、名古屋、大阪を拠点に
フリーランスで雑誌執筆などをしている。
口癖は「仕事ください♪」

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