【LGBT作品紹介】ミッツ・マングローブさん初の自叙伝「うらやましい人生」

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ミッツ・マングローブさんが女装家として芸能界デビューする

までの40年間や、「女装家」としての人生を

振り返る自叙伝「うらやましい人生」を2015年4月10日に発表しました。


「うらやましい人生」の目次です。



私は、男のできそこない、女のなりそこない。


おまけにゲイの落ちこぼれ。
「自分に正直に生きてて、うらやましい」って、それ本気?

誰よりも「普通」に憧れた

少年・徳光修平から、ミッツ・マングローブへ。

慶應ボーイ時代、ロンドン留学、女装、オネエブーム、

恋愛、音楽、芸能界のこと。

そして、寄る辺なき存在として、一人生きること――。
普通に幸せになんてなれない自分自身と、

いま、ようやく向き合えた。


40歳の節目、すべてを明かす初の自叙伝。

まえがき
1章 ふたつの人生
男のできそこない 女のなりそこない/ミッツ・マングローブが生まれた日
徳光修平が死んだ日/私が「男」になる日

2章 「普通」への憧れ
頼むからスルーして!/牛革水筒と赤パン
自分だけできない/ゲイの落ちこぼれ/

3章 男に生まれて
母親の作品として/楽譜通りに生きれたら……/それでも息子は息子
人生は「ごっこ遊び」/利発な子の懺悔/「変だけど面白い」
ゆがんだ権力を振りかざす日々/400点とってらっしゃいよ/12歳、奇跡のシナリオ

4章 ロンドン暮らし

「10歳の壁」との闘い/エロの克服
海の向こうで見たバブル/慶應生になるために

5章 音楽
私は歌手だ!/紅白の前に大学を出る
ロンドンにすべてを託して……

6章 女装人生
ロンドン帰りのクイーン/デラックスな人との出会い/星屑スキャットはじめました
丸の内にいる女装/不毛な女装愛/女装に憧れた女装たち

7章 芸能の世界
「女装家」問題/真実とおまけを貪るひとたち/退屈から生まれたオネエブーム
「オネエ」という言葉の危険性/使い勝手の悪いオネエ/私を操れると思わないで

8章 恋愛
絶望の波間に/ウッカリ星人あらわる/本当の魂胆は……
いつか結婚する日/女たちへ

9章 うらやましくない人生
迷い子歴40年/欲しいものなんてない!/輪郭のない街はどこ?
みんなダルいんです……/うらやましくない人生

出典元:http://www.amazon.co.jp




■ミッツ・マングローブさんってどんな人?


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出典元:http://girlschannel.net/topics/10543/


ミッツ・マングローブさんの本名は

徳光修平さん。

あのジャイアンツおやじとして有名な

徳光和夫さんの甥っ子にあたります。

元々大変裕福な家庭にお生まれになったそうで、

「女装は貴族の遊び」というのも

わかるようなご出身ですね。

元々の少年時代はなぜか「男性の裸を見たら興奮する」

と自叙伝でも書いてあるので、

ゲイさんです。

GIDさんでもありません。

性自認が男性で、性対象が男性。

まぎれもないゲイさんです。

そして、ロンドンに留学した際に

本格的に女装を始められたそうなので、

「ゲイあがりの女装子さん」ということになります。

女装行為の分類でいくと、

http://josou.josou-world.jp/blog-entry-12.html
「コスプレ系女装行為」に近いと思います。

ただし、本人はゲイを自称し、

男性を惹きつけるために女装をしているとすれば、

「ホモセクシャル系女装行為」になると思います。




■女装している自分がわからない方はぜひ読むべきです


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出典元:http://www.jukushin.com/archives/6852


女装をしていると様々な感情がわいてくると思います。

「女装をしている自分が嫌い」

「普通の人間に生まれたかった」

「いつかは女装をやめたい」

「女装をもっとレベルアップしたい」

様々な感情が沸いてきます。
女装も人生の一部なので、それは当たり前です。

「うらやましい人生」、

この中に答えは書いていません。

だって答えはそれぞれの心の中にあるものだから。

でも、そのヒントはたくさん書いてあります。

きっとこの中にあなたの心の中の琴線にふれる

エピソードや随想があるはずです。

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この記事書いた人:栗原千秋

女装歴10年のほぼフルタイム女装子ライター。
年齢は30歳くらい♪
座右の銘は「女装子ほど、男気を忘れず。」
好きなものは「にんにくの素揚げ」
関東在住ながら、名古屋、大阪を拠点に
フリーランスで雑誌執筆などをしている。
口癖は「仕事ください♪」

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