【女装コラム】世間から見た「女装男子の魅力」を映画海月姫の俳優菅田将暉さんから学ぶ
“女装男子”に挑戦した、菅田将暉/『海月姫』-(C) 2014映画「海月姫」製作委員会 (C) 東村アキコ/講談社
↑の写真が菅田将暉さんの女装姿。
かわいらしくてナチュラルですね。
世間から見た「女装男子の魅力」とは何でしょうか?
女装男子と腐女子の物語海月姫を読んでいて、
ふと学ぶところがあったので記事にしました。
■1.人は頑張ってる姿に惹かれる
女装する女 (新潮新書) でも述べられているが、
「女」というのは独立した要素として、
「男」と対比的に、
人々のある種固定観念として存在する。
女像の例としては・・・
・あでやかで、派手
・優しい
・弱い
・丸みがあって、美しい
その対比となるのが男であるが、
女装男子はその「男」から、「女」になろうとする。
女性よりもごつごつした肌を必死に隠す。
筋骨隆々とした身体をダイエットなどで細くする。
そういった姿に魅力を感じてしまう。
人々は、人が頑張る姿に惹かれるのである。
この菅田将暉さんも今回の女装男子役を
するにあたって10キロものダイエットをしたそうだ。
■2.人は「ちょっと不完全」なものに惹かれる
人はちょっと不完全なものに惹かれるんです。
不完全さの部分に、
「その部分は一体どうなるんだろう・・・?」
という期待と不安の部分が魅力に転じるのです。
不完全すぎるとそれは単に不完全なものなので、
魅力には転じません。
嫌悪とかに転じます。
要は「ちょっとだけ不完全」なのが
魅力に転じるのです。
ディズニーランドでは、「意図的に」工事が行われているのを
知っていますか?
ディズニーランドは「完成した状態」にあることはないそうなんです。
常にどこか工事しているそうです。
それもお客さんに「次はどんなアトラクションが待っているんだろう?」
という期待感を抱かせるためですね。
多くの部分は楽しい楽しいディズニーリゾート。
だけどほんのちょっとだけ工事中で不完全。
人は知らず知らずのうちに魅力を感じてしまいます。
“女装男子”に挑戦した、菅田将暉/『海月姫』-(C) 2014映画「海月姫」製作委員会 (C) 東村アキコ/講談社
菅田将暉さんのこのお写真、どうですか?
かわいいし、女の子に見えるけど、
どっかちょっと男の子の部分が残ってますよね?
のどぼとけが見えてたり、顔の表情が男の子ぽかったり。
女装男子はちょっと不完全だから魅力に感じてしまうんです。
■3.背徳感に人は惹かれる

“女装男子”に挑戦した、菅田将暉/『海月姫』-(C) 2014映画「海月姫」製作委員会 (C) 東村アキコ/講談社
海月姫でも能年玲奈演じる腐女子が、
菅田将暉演じる女装男子に恋をしてしまいます。
「女装男子なのに・・・あれ・・・でも男を感じる。
でも・・・女子なんだけど・・・あれ・・・?」
女子の男子に恋をしてしまった自分・・・
なんとなくタブーな背徳感を感じながら、
恋は加速してしまう。
不倫が不貞行為で、ばれると社会的地位もおびやかすような
危ない行為なのにもかかわらず収まらないのは、
背徳感が魅力に転じるからですよね。
■必死に努力して、見た目が女の子で、少し男を感じさせる女装男子は半端ない!!

女の子に近づこうと必死に努力して、
見た目が女の子になって、
でもちょっとだけ男の子の部分が残っている
女装男子は、半端なく魅力的です。
女装業界にはたくさん女装男子がいますが、
ダイバーシティ(多様性)の世界なので、
女装業界にいる人間からすると、
また魅力は違ってくる場合もあると思います。
今回はあくまで、
世間的な女装男子に対する魅力を
ひもといてみました♪
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