教師が「誰だ、オカマは」と発言。オカマという蔑称の是非。@女装ニュース24
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埼玉県の小学校で教師が
「誰だオカマは」と発言し、
生徒が傷つくという事案が発生していた
ことが明らかになりました。
教師としてあってはならない発言ですが、
「オカマ」という言葉は蔑称なのか?
そのあたりも含めてこのニュースを
ご紹介いたします。
■小学校教師が「誰だオカマは」と授業中に発言していた
出典元:毎日新聞 ※画像とニュースは関係ありません 埼玉県蕨市の市立小学校の男性教諭が、 授業があったクラスには実際に |
事の顛末は・・・
・教師は授業中に「誰だオカマは」と発言。
・その発言にLGBTの生徒が傷ついてしまった。
・教師がなぜそのような発言をしたのかというと、
その傷ついた生徒ではない男子生徒が、
女性のような声で授業中に音読をした。
それにツッコミをいれるようなかたちで
教師は「誰だ、オカマは」と発言。
・教師は教室内にLGBTの生徒がいることを
把握していた。
というもの。
性的少数者がいることを認知していた上で、
「オカマ」と言う発言は軽率以外の
何者でもない。
この教師にLGBTに対する当事者意識や
配慮がなかったと言われても仕方がないと
思います。
小学生のころの傷ついた発言は、
結構心の中いトラウマとして残ることが
あります。
クリハラは小学生のころ、
太っていたため「デブ」と揶揄されていた
時期がありました。
それが心のどこかでトラウマで残っていて、
太ることに恐怖感が今でもあります。
読者様の中に、
小学生や中学生など、
思春期を迎える前や迎えている真っ最中の
子供と接する機会がある方は、
ぜひこの「子供に与えるトラウマの可能性」を
考えていただければなと思います。
■そもそも「オカマ」は蔑称ととらえられているが、なぜ蔑称なのか?
近年、女装子さんやニューハーフさんのことを
「オカマ」ということは昔より少なくなってきては
いますが、
その背景には「オカマ=蔑称=対象者を蔑む用語」
とする認識があるからです。
元々「オカマ」という言葉は、
江戸時代にさかのぼり、
「肛門」を意味する単語だっと言われています。
元々は、
男性同性愛者のアナルセックスを
異性愛者たちが揶揄し、
男性同性愛者のことを「オカマ」と
言うようになったことが起源とされています。
その後、
昭和高度成長時代になり、
オカマは「一目で男性の女装者だとわかる」女装者に
おもに使われるようになりました。
オカマ=肛門
なので、
近年ネット上スラングで女性のことを「まーんwww」と
表現するのと同様、蔑称なのです。
人間をからだの排泄器官や性器の一部をもじって
呼ぶことは、
そこにはその呼称を使う人間の差別的意図が含まれている
場合がほとんどであるため、
オカマも蔑称として認識されているのです。
しかしながら、
女装を強みにして商売をする女装者たちは、
マジョリティを顧客にする場合、
自らを「オカマ」だと名乗ることも多くあります。
(なので、
マジョリティの中いはオカマを蔑称だと知らずに
使用する方もいます。
要は、悪気なく女装者をオカマだと呼ぶのです。)
つまり、
オカマと呼ばれることに何のストレスも感じない、
蔑称だとはとらえない女装者もたしかに存在します。
しかし、
GIDさんやオカマを蔑称だととらえる女装者たちにとって
「オカマ」という単語は蔑称以外の何者でもなく、
人によっては深く傷ついてしまいます。
なので、やはり、
オカマという単語を使用することで人を傷つける
可能性がある以上、
オカマという単語の使用は避けるほうがいいでしょう。
マジョリティの反応は結構、 まだまだ差別的発言が散見されるのが 悲しいところです・・・。 |
・思春期までの時期って微妙だから その気のない人でもひょっとしたら 自分は同姓愛なんだろうかと 揺らぐ時がある人もいると聞く ・差別かどうか以前に、 教師の発言とは思えないな。 どういう状況でこんな言葉を発したのか。 ・オカマに対する世間の冷たさを 早く知った方が本人のためなのにねぇ ・オカマで許されるのはマツコだけ あとは全員逮捕しろ ・テレビでゲイカミングアウトの アメフト選手が差別でプロ契約できないって事だけど、 日本は世界一ゲイに寛容な国だと思うわ、 個人の思想より圧力団体を優先するとはな ・オカマはダメだよな 今の時代はおネエって言わないと ・オカマ芸人はLGBTへの差別を 助長するから全て追放しよう |
結構マジョリティはこのテの
LGBTバッシング系事件には
ネガティブに反応してきます。
・やりすぎ
・過保護すぎ
・権利権利うるさい
・理解の強要はやめろ
などが多いです。
しかし、
クリハラが思うに、
別に理解などしなくていいと
思うんです。
異性愛者に同性愛を理解しろって
言っても理解できないのが当たり前だから。
でも、
生物学上同性を愛する人もいるという
存在は知っておいていただきたいと思います。
理解と認知が違います。
前者は理解で、後者は認知です。
私はLGBTに関しては、
理解よりも認知でベストだと思っています。
そうすれば、
「オカマ」とか「ホモ」だとか
そういった類の蔑称は、
「誰かが傷つく恐れがあるからやめときな」
というロジックで抑止できると思うのです。
この教師にはこの経験を活かして、
後身の教師たちに、
LGBT認知を伝えていって欲しいと思います。
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この記事書いた人:栗原千秋 女装ワールド主宰 |
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