女装業界で貧富の2極化が激しいたったひとつの理由@快刀乱麻

 


秋になり

ようやく夜は

公園でも過ごしやすい

季節になってまいりました。


今回の話題は・・・
「女装業界で貧富の2極化が激しい

たったひとつの理由」

について。


■ 女装業界で貧富の2極化が激しいたったひとつの理由



■女装業界は貧富の2極化が激しいのか?


貧富の2極化
というのは、
端的にいえば、

お金もちと
貧乏人の差が
激しい状態ということだ。

これは資本主義社会、
とくに先進国、成熟国においては
当然の現象として現れてきていて
「中流階級の総下流階級化」と
呼ばれる現象のことだ。


これが女装業界において
「激しい」かどうかは
完全に肌感覚の話になるが、
男性においても、
とくに女装子さんのあいだで、
非常に激しい収入格差として
この2極化は如実に現れている。


1000円の入場料ですらケチろうとする
人間もいれば、
女装をしてお店で何万円もする
シャンパンをいれたりする人間もいる。
ひたすらお金のかからない公園で
時間をつぶす人間もいれば、
公園にいったとしても
ルームやイベントなどコストの発生する
場所に積極的に顔を出す人間もいる。
基本的にもらいものか、
中古でしか服を買わない人間もいれば、
何万円もするブランドものの服を
身に着ける人間もいる。


そこに
よしあしは存在せず、
そこに
優劣も存在しないが、


結果的に
貧富の差というひとつの指標における
「上下」は如実に現れている。

これは世間一般でもそうなのだが、
女装業界で「激しい」と思われる
理由はなんだろう?
と考えていると、
ひとつの結論にたどりついたのだ。


■女装が趣味の世界で、
めんどくさいプロセスは省略したいから。


表題通り、
女装業界において
2極化が激しい理由は、
「女装が趣味の世界で、
めんどくさいプロセスは省略したいから」

なのだ。

一般社会であれば、
つきあいたくない人間や
仕事のできない人間、
ウマのあわない人間とでも
「仲良く共存社会を形成していかなければ
ならない強制」を誰もがその程度に差はあれど、
受けている。

なぜその強制を受けているのかといえば、
誰もがその強制を受けなければ、
生活が破たんし、
生きていけなくなる可能性があるからだ。
つまり仕事がなくなってしまう可能性がある
ということだ。


一方、趣味の世界であれば、
そのようなめんどくさいこととは
一線を画しても、
生活の破たんに直結することはない。

裏を返せば、
つきあいたくない人間や
仕事のできない人間、
ウマのあわない人間とは
一切何の関係を持たなくても、
かまわない。

いわばウマのあう人間とだけ
つきあって楽しい時間を
過ごしていればそれでいいのである。


では、ウマがあうとはなんだろうか。
ウマがあう指標というのはさまざまあるが、
価値観や性格などがその代表的指標だが、
とくに価値観というものは
ウマがあうかどうかに非常に重要な指標と
なっている。


価値観という言葉自体があいまいな言葉
であるが、
趣味の世界に落とし込むとすれば、
「1日に遊びに使える予算限度額」
というのが価値観のひとつとして
明確なものではないだろうか。

この遊びの予算限度額というのは、
収入格差以上に格差が発生しやすい。
なぜなら、
生活必需費用ではないからだ。
このあたりの話は長くなるので
省略する。

この説明でわからない方は、
「生きるのに絶対に必要でない
費用を捻出するのは
お金持ちのほうが当然捻出しやすいし、
当然家庭もちなどの方がいれば、収入面は
平均以上であっても
可処分所得が低い場合があるので、
遊びの予算限度額に関しては、
めっちゃお金持ちレベルじゃないと
あんまり高くならないよね」と
ざっと俯瞰しておいてほしい。



たとえば、
1日2000円の遊び予算限度額の人間Aと
1日10000円の遊び予算限度額の人間B
が一緒に遊ぶことになったとする。

その中でたとえば、
Aはせいぜい1つお店にいけばその日は
もうお金は使えない、
一方Bはお店をはしごすることが
できるのだ。
となればAにあわせるとすれば、
Bがもしお店をはしごしたい人間であれば、
Aに合わせるためにお店のはしごを
ガマンしなければならないか、
Bに予算を移譲してあげる、すなはち
「おごる」という行為によって、お互いの行動を
一致させようとするだろう。
しかし「おごる」という行為も
ガマンという行為も、
そう長くは続かない。

なぜなら先ほど述べたように、
あくまで女装は趣味の世界である
人間が多く、
ガマンとかそういうめんどくさい
プロセスは省略したいのだ。



となると、
やはり一日の遊びの予算限度額が
近い人間、あるいは同等の人間が
仲良くなるという構図ができあがる。

お金持ちであれば当然
その予算限度額は上がり、
貧乏人であれば
その予算限度額は下がる。
当然、収入格差の激しい今日なので、
その予算限度額の上下にも
格差が発生している。


つまり、
遊びの予算限度額が高い人間は
同等の高い人間同士で
遊ぶことが多くなるし、
低い人間は低い人間同士で
遊ぶことが多くなるのだ。


そして、
趣味の世界ではその
限度額の差がより激しくなる
傾向にあるので、
女装の世界は
貧富の差が激しい
「ように見える」のだ。



「ように見える」というのは
実際の貧富の差ではなく、
遊びに使える予算限度額の話なので、
実際の収入面とは一致するとは限らない
ということだ。
先ほども述べたように、
家族持ちなどもいるので
個人の可処分所得の話になってくる。



この女装業界は幸い
非常にコスト安で
遊ぶことができる業界なので、
そこまで限度額を気にする必要もない
はずであるのだが、
その気にする必要のないはずの限度額ですら
気にするほどの収入の低い人間
も数多く存在するのだ。
繰り返しいうが、
趣味の世界の費用は
生活必需費用ではないからだ。


だから、
最初は性格の一致などで仲良くなる
ことなどがあるが、
限度額に違いがあれば、
長く日を過ごすうちに、
お互いの行動にズレが生じ、
「がまん」や「遠慮」といった
めんどくさいプロセスが生じてくるようになる。
しかし、
そのようなめんどくさいプロセスは
省略したいのが、
趣味の世界であるので、
お金持ちはお金持ち同士でつるみ、
貧乏人は貧乏人同士でつるむのだ。


だから
女装業界は
貧富の差が激しい、
ように見える
ということだ。



繰り返しいうが、
貧富の差は
善悪の差でもなければ
人間の価値のよしあしを
それだけで決めつける
ものではない。

あくまで
指標のひとつなのである。
おっさんのたわごとでした。




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image この記事書いた人:チョン万次郎
女装業界をぶった切る!
業界のラストサムライ・チョン万次郎の
「快刀乱麻~業界健全化宣言~」
コラム執筆者:チョン万次郎

関西在住の年齢は非公開。
昔から女装子さんが大好きでおいかけてきた。
近年、盛り上がる「女装」にまつわるさまざまな事柄。
これに少し違和感を感じながらも、
次の世代のよりよい女装業界を想い、
コラムを書き続ける。
嫌いなものは「出入り禁止」

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