同志社大学「肝試しホモ試し」炎上事件@女装事件簿

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2014年京都府同志社大学の

「モチコミ企画」というサークル

(事件の後、すでに解散済み)

がサークルの企画でうちだした

「肝試しホモ試し」という企画が、

「同性愛差別だ」として炎上した事件。

事件後、サークルは学校から

「強制解散」させられ、

サークルは姿を消しました。

この事件から学べること、

事件から見えるものを

今回も拾っていくことにします。


■同志社大学同性愛者差別イベント事件の概要



■事件の概要

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出典元:google画像検索




同志社大学のイベントサークルが
「肝試しホモ試し」
という納涼企画を立て、
ハッテン場と呼ばれる男性同性愛者の出会いの場に行く、
とツイッターで発表した。

すると、大学に同性愛者と思われる人らから
多数の批判が寄せられ、
大学はこのサークルの団体登録取消処分を行った。

一方、サークル側はツイッターで繰り返し謝罪したほか、
サークルのブログにも謝罪文を掲載した。

今回の企画には「同性愛者を差別する行為だ」
などといった批判が起こり、
ツイッターでは大学に抗議しようとの呼びかけも出ていた。


処分された同志社大学のサークルは
「モチコミ企画」という名称で、
激辛店舗の食べ歩き、段ボールハウスを作ろう、
カルピスは何で割ればうまいか、
クリスマスに男たちだけでパーティーをやる、
といった他愛もないことをして、
その様子を写真付きでブログにアップしていた。

2014年8月上旬に企画したのは「肝試しホモ試し」。
京都にある「ハッテン場」に午前2時頃に行って
涼を求めようというものだった。

この企画をツイッターで発表したところ、
同性愛者を笑いものにし差別する行為だ、
などと激怒する人たちが現れた。

2000年にホモやゲイを狙い恐喝や暴力が繰り返され
殺人事件に至った東京の「夢の島殺人事件」を持ち出し、
「ゲイの弱みにつけ込み、ホモは被害届を出さない
といったあの事件に共通する」などと主張する人も現れた。


ツイッターでは「再発防止のために、
何か残せるような決着をめざしたい」とし、
大学やサークルへの抗議呼びかけも出た。
この騒動を受け同志社は14年8月20日、
同性愛者の方を深く傷つけ、
その他多くの方々から批判を受ける結果になったとし、
同志社大学学生支援センター所長の名前でサークルの
団体登録取消を通達した。


出典元:www.j-cast.com


事件炎上度 ★★☆☆☆
事件発生場所/日時 京都府同志社大学/2014.8
事件の種類 差別炎上事件
加害者 マジョリティ(同志社大学生)
被害者 ハッテンバを利用するLGBT
事件ステータス 解決済




■事件のポイント/ここが気になる!


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■モチコミ企画はどのハッテンバに

行こうとしていたのか!?






同志社大学のサークル「モチコミ企画」(現在は

すでに解散)は、納涼企画として、

丑三つ時である午前2時に「ハッテンバ」に

サークルみんなで行こうと計画していて、

それを事前にtwitterで発表したところ、

一部ユーザーに批判を受け、それが拡散し、

炎上したという顛末だ。


では、この同志社大学サークルは

どのハッテンバに行こうとしていたのだろうか?

同志社大学といえば、関西圏でも有数の

お嬢様おぼんぼん学校なので、

相当裕福な家庭の学生が通っている事でも

有名だが、

さすがにバスを借りたり、サークル全員を

動かせるほどのクルマを持っているとは

考えにくい。。。

深夜となれば公共交通機関もないので、

彼らが行こうとしていたハッテンバは、

同志社大学の近くであると類推できる。



同志社大学の近くのハッテンバといえば・・・

京都御苑(京都御所)

葵公園(あおいこうえん)だ

葵公園に関しては、

10年以上前は非常にさかんな

女装出会いコミュニティスポットであった。

葵公園は、鴨川・出町柳の近く、

鴨川と賀茂川の合流する三角地帯に

存在する公園だ。


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出典元:www.mapion.co.jp改変


↑地図を見てもわかるとおり、

同志社大学の目の前が京都御所であり、

少し歩けば葵公園も存在する。

彼らがハッテンバ事情に関してどこまで

精通していたかは定かではないが、

今でもハッテンバにゲイさんや女装業界人が

出入りしている場所、

京都御苑(京都御所)に行こうとしていたのだろう。




■何が問題だったのか?

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ハッテンバそれ自体は、
多くの場合、

公園であり、

公共の土地であり、

誰もが利用できる場所だ。

この事件の問題は、

ハッテンバに行こうとしたことが問題なのではなく、

「肝試しホモ試し」と題して、

ハッテンバに出入りするゲイさんや女装業界人を

ある種エンターテイメントのネタとして、さらし者に

しようとしたところにある。

ハッテンバというのは、

LGBT(マイノリティ)たちの一部にとっては、

マジョリティたち(ストレートたち、ノンケさん)

の合コン居酒屋のような場所で、
真剣な出会いの場所なのだ。

今でこそ、ゲイさんたちが
ゲイ合コンを開いたりなど、

マジョリティの出会い方と
同様の出会いスポットが

できつつあるが、

まだまだマイノリティが理解されていない時代、

夜中の誰もいない公園は、

マイノリティたちの貴重な出会いスポットとして

機能してきたのだ。

その「真剣な」場所を、

いわば「笑いものにする」かのような

今回の言動は、決してほめられたものではないだろう。




■制裁が甘すぎる!という批判も!?

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出典元:google画像検索


そして、同志社大学サークルは、

「強制解散」という社会的制裁を受けたわけだ。

さらには、彼らが展開するyoutubeチャンネルは

閉鎖、ブログにも謝罪文を発表し、

コンテンツは削除された。\

この強制解散という処分に対して、

「甘すぎる」「もっと重い処分を」という声も

当時あがっていたが、どうなのだろう。


私は、相応の社会的制裁を受けたので

十分なのではないかと思う。

強制解散によって、
サークル「モチコミ企画」が築き上げてきたさまざまな

財産が失われた。

彼ら「モチコミ企画」は、サークル名どおり、

サークル員のさまざまな企画を持ち込み、

それをyoutube上に面白い動画をアップしたり、

ブログを開設しサークル活動の記録をしたりしていた。
(いわゆる、youtuberのような活動を行っていた)

これらの彼らの媒体にはそこそこのアクセス数があっただろう。

それによって、広告収入を得たり、

本の出版なども企画していたかもしれない。
そこには夢があったのだ。

それらの財産が強制解散によって一気に失われたのだ。

「モチコミ企画」サークル員が、学生時代の貴重な時間に

情熱を注ぎ築き上げた財産が一挙に失われたのである。
当然の制裁ではあるが、彼らの喪失感を察するに、

相当つらいものがあったと思う。


そして、彼らはきちんと謝罪もしている。
学生でありながら、

社会人として、謝罪をし、相応の社会的制裁を

受けたのであれば、それはもう十分なのではないだろうか。





■かえって浮かび上がるハッテンバの使い方

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ハッテンバとして有名な上野駅

13番ホーム沿いのトイレ内の掲示
出典元:google画像検索



この事件は当然、同志社大学サークル側が

全面的に悪いわけなのだが、

一方で(別の議論として)浮かび上がってくるのが、

マイノリティたちのハッテンバの使い方の議論である。

ハッテンバは出会いの場所であるが、

一部のマイノリティはそこで性交渉などを

行なうのだ。
また、公園などで定例会を行なっていて騒音苦情

などがでることもある。

要は、マイノリティのハッテンバ利用によって、

他人に迷惑をかけている場合があるということだ。


今回の事件で批判の多くは、

同志社大学サークルに向けられたわけだが、

一部の批判の中には、


「夜中の公園はゲイだけのものじゃねえ」

「ゲイだって公共の場所を何につかってんだよ」


というものがあった。

もちろんこれらの批判は、

的を得ていないわけだが、

サークルによる差別の議論とは別にすると、

きちんと考えなくてはならない議論であることは

たしかだ。

上野駅13番ホームトイレでは↑図のような掲示が

貼ってある。
このトイレは有数のハッテンバで、

女装業界人はあまり行かないが、

ゲイさん業界では有名なメッカである。

このトイレにおいて、一部のゲイさんが性交渉や
痴漢行為を行っていた事で、

マジョリティが被害を被ったという報告が散見

されたため、↑のような掲示が貼られたのだという。

マイノリティは、

差別しないことを社会に

求めるのであれば、

当然社会のルールは守らなくてはならない。


この社会を動かす根底原則、自由論「他人に迷惑を

かけない限り、個人の自由は最大限尊重されるべき」

にのっとれば、夜中のハッテンバでの○○などは、

他人に見られる心配もないので、

グレーゾーンなのかもしれないが・・・


社会に差別しないことを求めるマイノリティだからこそ、

より一層社会のルールに対して襟元を

正さねばならない。




■同志社大学同性愛者差別炎上事件に対するみんなの反応



マジョリティの反応


・ツイッターってめんどくさ

・さすがばか発券機ツイッター

・ホモの勝利

・大学サークルの存在意義とは・・・

・ホ○が公共施設を占拠してるのも問題あるんだが

・学生ならこれくらいやるだろ
俺も横浜日ノ出町の
ホモ映画館に突撃とか
罰ゲームでやらされたわ

・偉い人直々の命令で解散とか
結果的に肝は冷えただろうから良かったんじゃね?

公共の場所を勝手にハッテン場として使ってるってのは、どうなのよ



マイノリティの反応


・まぁ、いんじゃね

・静かにやってくれるならいいですよ
でもからんできたりしたら、うざい。
っていうかゲイさんは結構強い人多いから、
なめてかかってきたらまずいと思うよwww

・↑それは女装子さんも同じ。
空手や柔道など武術にたけてる女装子さんは
多い。



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この記事書いた人 栗原千秋
女装ワールド主催
京都に私が済んでいた頃は、
まだまだ葵公園には人が来てました。
今は葵公園は
閉鎖されているんじゃないかな。
たしか。。。
間違ってたらすいません!

公園を使う場合は、
吸い殻の処理、ゴミの処理、
○○の場所のTPOなど・・・
考えて利用しましょうね♪

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