トランス元ホステス菊池あずは金属バット殺人事件。GIDを理由に減刑はおかしい。@女装事件簿

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2015年2月、

性別適合手術済みの性転換女性菊池あずはが

殺人罪で逮捕された。
犯行は、同居人男性の胸や首を包丁でさした上、

顔を金属バットで何度も殴打するという、

およそ人間の所業とは思えない凶行だった。

その事件の詳細と、

菊池あずは被告がなぜこのような

凶行に及んだのかについて

女装事件簿ではまとめることにする。


※用語表記

・GID=性別違和=性同一性障害
・ネイティブ男性=元々男性

・ノンケ=性対象がノーマル=ノーマル
・SRS=性別適合手術


■事件の概要と菊池被告プロフ


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菊池あずは被告

出典元:sankei.com


事件の概要はすでに多くのマスコミ、新聞などで

出回っているのでここで多くを語る必要はないと

思うので、簡単にまとめると・・・



事件の概要

・性転換済みの女性(ネイティブ男性)の菊池あずはが

同居人男性をナイフや金属バットで殺害

・被害者男性と菊池は恋愛関係にあり、

被害者男性と菊池は同居していた。

・動機は、被害者男性が菊池に別れ話を持ちかけたため。



■菊池あずは被告プロフ

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菊池あずは被告
出典元:matome.navar.jp


・菊池あずははネイティブ男性だったが、性転換手術などを

し、戸籍上も女性として生活。

・銀座でホステスや、アダルトビデオなどにも女性として出演

できるほど完全な女性として社会生活を行っていた。

・身長179センチと高く、見た目も美人。

・複数の芸能人と関係をもったことを銀座などでよく

話していたらしいが真偽不明。

女性ホルモンを摂取していた。

・性格は普段は少しテンション高め。

しかし怒り出すと何をするかわからないくらい激高する、

いわゆる火病。クラブのロッカーに火をつけたり、

不倫男性の妻のもとに押し掛けたりするなど、

後先考えない大胆かつ無謀な行動をすることがあった。



■菊池被告に対する近所や知人の評判

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※画像と事件は関係がありません


「センスがいいモデルのような女性。

一度見かけたときは、ハイセンスな黒スカートに

薄い黒ストッキング姿。とてもおしゃれな女性だなと

思っていました」同マンション住人談


「とても背が高いのでニューハーフかな?と

思っていましたが、美人なので綺麗だなーという

印象でした」




■精神不安定で残虐性が露呈。別れ話のもつれが菊池を殺人鬼に変えた。


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出典元:matome.navar.jp



■菊池はトランス女性としての成功者


菊池あずは被告は、ネイティブ男性として

男性として生まれた。

しかし、性別違和であり、

自らを女性だと思い葛藤していた。

菊池のすごいところは、その運命と戦い、

性別適合手術を受けるにまでいたったことだ。

性別適合手術には、

手術代が安いとされるタイであっても、

100万円はくだらない非常にコストのかかるものだ。

菊池はそれをキャバクラやクラブキャストを転々と

しながら稼いだ。
しかし、先述の火病持ちであり、

長続きする職場はなかったという。

さらには、数人の愛人男性もおり、

援助を受けていたともいわれている。

179センチで小顔というモデルようなルックスで、

ニューハーフ好きの経営者などからも支援を受けていた

可能性は高い。


【フルタイム女装が失敗する理由】女装ニューハーフ人の成功法則(2)

女装ニューハーフ人として、

フルタイム女装を成功させるパターンは

3つです。

★芸能関係の仕事をする

★パトロンを見つけて養ってもらう

★経営者になる

今のところこの3つしかありません。



女装ニューハーフ人の成功法則でも述べたが、

まさに「パトロンを見つけて養ってもらう」ことで、

女装ニューハーフ人として成功していたのだ。




■女性ホルモン摂取の精神不安定

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菊池被告は性別適合手術前も後も

女性ホルモンを摂取していた。
ネイティブ男性が女性ホルモンを摂取することは、

非常にリスクが高く、

リスクの発生は個人差が当然あるが、

菊池被告にもリスクのひとつである

精神不安定やそううつ状態などが表出していたという。

キャバクラやラウンジでもその精神不安定が

表出することが多く、

客に突然暴言をはいたり、

暴れだすこともしばしばあったらしい。

水商売や単発のアダルトビデオ出演報酬など

収入は安定せず、

男性からの援助もいつ途切れるかわからないという

ストレスも菊池被告にとって相当な重いものだったの

かもしれない。



■別れ話のもつれ。精神の柔軟性の欠如と残虐性

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菊池あずは被告

出典元:matome.navar.jp


そのストレスは彼女の精神の柔軟性を失わせていった

かもしれない。

人は過度なストレス下でずっと生活していると、

考え方に柔軟性がなくなるという。

だから自殺する人もいるのである。

よく過労死自殺などがニュースであがっているが、

一般の感覚からすると「仕事やめればすむだけじゃん」

と思うかもしれないが、過労死自殺する本人にとっては、

そんな考え方すらできないほど、精神が追いつめられるのだ。


菊池被告も同じような精神状態だったのかもしれない。

そんな中で被害者男性と同居生活を送っていたらしいが、

被害者男性の彼女に対する愛情は次第に薄れていったのだろう。
最初は菊池容疑者の美貌に惹かれ恋愛関係にいたったものの、

同居生活をするうちに、彼女の凶暴な面や、

精神不安定な面を目の当たりにしていたのだろう。


被害者男性はついに菊池被告に別れ話を持ちかけたという。

そのときの被害者男性のこの言葉が、

菊池容疑者の残虐スイッチを押してしまった。


「おまえにもう愛情はない。あるのは情だけだ」


冷静に考えれば、まだ情が残っているのだから、

被害者男性は優しい男性だったのだ。

しかし、精神の柔軟性を失っていた菊池被告は、

被害者男性を失うということだけに執着してしまい、

残虐性にスイッチが入ってしまったのだ。


「別れるくらいなら、殺してしまえ」


菊池被告は公判でそう述べたという。
あまりにも計画性のない幼稚で身勝手な理由だが、

先述のストレス下における菊池被告の精神状態を

察するにこう考えてしまっても無理はない気もする。
(決して、同情しているわけではない。それほど、

菊池被告の精神状態が異常だったということを

言いたいだけだ。)


そして菊池被告は被害者男性を殺害。

ナイフで胸と首を刺したうえ、

命乞いをする男性の頭を

金属バットで何度も殴打。
およそ人の所業とは思えない残虐な犯行で、

菊池被告は元恋人の命を奪った。




■懲役16年。「性別違和だから減刑を」菊池の弁護人の弁護に違和感。


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出典元:matome.navar.jp


菊池容疑者の判決が12月7日くだった。
懲役16年。

菊池被告の広汎性発達障害や軽度の知的障害はごく限定的で、

刑を減じる事情として考慮できないが、被告人には前科はなく罪も認めており、

復帰後には父親のサポートも期待できる

と裁判所の判決だ。


現在の菊池容疑者は女性ホルモンを摂取できず、

美人ホステスでならしたころとは全く別人のように

なっているという。
性別適合手術を受けているため、

男性ホルモンを自分で作ることができないため、

本来であれば、定期的にホルモンを摂取しなければならないが、

刑務所ではそれが認められていない。

「病気ではない」との理由だそうだ。

菊池容疑者は公判中も、

終始ぼーっとし、

口は半開きで、

口を開けばうまくしゃべれないような

状態になっているという。

控訴するかは未定らしいが、

気になったのは菊池被告の弁護人による

発言だ。

菊池被告は男性として生まれ、
性転換手術を受け女性
になった。

軽い知的障害、性同一性障害、発達障害があり、
普通の人と同等には扱えない



性転換手術を受けた女性は

普通の人と同等に扱えないというのは

違和感がかなりある。

おかしい。

GID(性別違和)で性別適合手術を受けた女性は、

社会において普通の人と同等に扱うべきなのではないだろうか。

とすれば、

当然そういった方々が何らかの罪を犯したときにも、

普通の人と同等の制裁を受けるべきなのである。
自分の都合が悪いときだけ、「特別扱いして」

というのは、ムシが良すぎる。


菊池被告のその他の障害についてはなんともいえないが、

少なくとも、性別違和であることを理由に

刑が減刑されることは絶対にあってはならない。
性別違和であることを理由に刑が減刑されるのであれば、

それこそ性別違和の方々に対する差別である。



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最近、福生市の事件など、

LGBTの方々、

とくに女装ニューハーフの方々が残虐な犯行に

およぶニュース報道が過熱化している。

しかし、ほとんど多くの女装ニューハーフ人は

真面目に生きているのだ。

偏見や自らの運命と戦いながら、必死に

生きている。


やっぱり、ニューハーフって変だよなぁ
女装する人って頭おかしいよね・・・


こんな心無い言葉がネット上でもにぎわっている。
果たして、この事件の犯人が「ネイティブ男性ではない、

純女さんの犯行」だったとしたら、ここまで過熱報道

されたのだろうか?

平等平等といいながら、

まだまだ世間のLGBTに対する偏見は

根深いことを実感する。
女装ワールドはそんな偏見を是正し、

LGBTが間違ってるのであれば間違っていると主張できる

そんな可能な限りニュートラルな空間でありたいと願う。



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この記事書いた人:たこそのもの

女装子さん好きの生粋の
トラニーチェイサー。
夜な夜な公園をまわり、
情報収集に明け暮れる毎日。
本業は平凡なサラリーマン。
好きな食べ物は「餃子」

女装の事件ファイル。女装事件からわがふりなおす

「女装事件簿」


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