2017年の女装BAR・飲み処・ビデボ・女装イベント事情を大予測!「今年の女装業界、こうなります大予測2017」(3)プロパロスに、化粧男子閉店など2016振り返りも。

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2016年の業界を振り返る。「今年の女装業界、こうなります大予測2017」(1)

2017年の公園・映画館・女装ルーム事情を大予測!2016年の振り返りも ...

に引き続き、

今回は、

女装BAR事情・ビデボ事情

女装イベント事情

大予測!

さらに2016年のMVS(Most Valuable Spot)も!

革命が起こる2017年、

今年一体何が起こるのでしょうか!

女装ワールド業界地図第3弾です!
キーワードはやはり女装のフラット化、

ノンケミックスです。



■2017年BAR・のみどころ事情を大予測!


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女の子クラブ新宿本店
出典元:google画像検索




2016→2017
imageトレンド下降


■論評



女装BARや女装パブ、飲み屋と呼ばれる場所は

2016年閉店、開店と、

破壊と創造が繰り返された年でした。

中でも衝撃だったのは、

2010年からの男の娘カルチャーの潮流の

立役者となった化粧男子@東京が2016年末で閉店。
一時代の終わりを感じました。


【31日閉店】化粧男子、美奏がついに年末で閉店へ-魅夜(ミヤ)氏の楽園 ...



一方で、
東京NO1女装BAR女の子クラブが、

御徒町に3号店を出店。

九州では女装ルーム博多オリジンが

飲み屋となる2号店「フュージョン」をオープン。


さらに、

関西NO1女装BARパシャも

2号店「三日月」をオープンさせるなど、

儲かっているお店は拡大路線を突き進みました。


儲かっているお店は拡大し、

儲かっていないお店は

閉店せざるをえなくなるという
資本主義の二極化の波が

押し寄せてきているのです。


また、

女装のフラット化が進んでおり、

女装子さんが必ずしも女装BARに行かなくても

いい状況も、不採算店の経営をさらに圧迫しています。



■2017年どうなるの?


ミックスバーブームが夏ごろまで続きそうです。

女装業界どっぷり系のBARは、

お店に何か大きな看板がなければ、

苦しい状況は加速するでしょう。

女装業界だけでなく、

日本全体で、交際費への支出は年々減少

しており、

BARマーケット自体が縮小しています。

近年、BAR事業は低資本で簡単に参入できるように

なってきているので、

マーケットは縮小しているのに競合は多いという

マーケットとしてはあまりおいしくない状況です。


なので、ノンケ向けBARも、

女装業界人の積極的な受け入れを始めていて、

やはり「女装子さんの集まるところに、

男性も集まる」ということで、

女装子ニューハーフさんという顧客を、

女装BARとノンケ向けBARがカニバって

(顧客のくいあい・とりあい)

いるという状況が加速していくでしょう。


とはいえ、

女装BARの中には、ロッカールームの設置や

女装子さん向けのメイクルームを併設しているお店もあり、

そういったお店は順調です。

女装業界人を主要顧客にするBARは、

そういった付加価値を最低条件として備えながら

営業していかなければ、

存続はますます難しい状況になってくるでしょう。


しかし、マーケットが縮小する中、

わざわざ顧客層を女装業界人のみに限定よりも、

ミックスバー(LGBT、ノンケもみんな出入りする店)

としてあえて顧客層を限定せず、

ノンケ向けBARが女装業界人を取り込もうとするのと同様、

女装BARがノンケを取り込もうとする動きも見られるのです。

まさに、

マーケット縮小、競合過多のBARの中で、

顧客のカニバリが起こりはじめています。

女装子ニューハーフさんは

女装BARに行くのが普通だった10年前には

考えられなかったことです。


2016年の盛り上がり度 ★★★★★
2017年盛り上がり予測 ★★★★☆
image2016年MVBimage 女の子クラブ@東京新宿
MVPの理由 東京の女装BARでNO1に
盛り上がっているBARといえば、
女の子クラブだろう。
残念ながら大阪店は苦戦を強いられているが、
「東京といえば女の子クラブ」
というほど、女装業界人の知名度・人気は
ダントツ。






■2017年ビデボ事情を大予測!


  「ビデボ」の画像検索結果
東京NO1ビデボ 池袋アウル


2016→2017
imageトレンド横ばい



■論評


関東では、

池袋アウルが相変わらずの好調ぶりを発揮。

一時期よりもひとけは落ち着きましたが、

常時女装子ニューハーフさんと出会えるスポットとして

非常に人気です。

関西では、

大阪新世界の通天小町が大躍進・

安価で長時間個室滞在できたり、

コミュニティルームの増設などで

女装業界人のニーズを総どりしました。

また、

各地で、女装業界人があまり行かないような

ビデボにも特定の女装子ニューハーフさんが

出没するようになり、

女装業界人の出入りするビデボ化するという

現象が起こり、

ビデボを利用するノンケの方が、

女装子ニューハーフさんの出入りする姿を見て、

興味を持ち関係を持つようになるなど、

女装業界人の新規参入チャネルのひとつとして

ビデボが機能した側面も見逃せません。

また、

ビデボを利用する常連さんを中心に、

女装イベントを開催するなど、

新たな動きも見られました。

関西の長田アズアズでは、

史上初ビデボ貸切で女装イベントが行われ、

通天小町でも模倣イベントが行われました。




■2017年どうなるの?


池袋アウルが、BARやコミュニティルームを併設

したことで人気スポットになったように、

通天小町も、コミュニティルームを増設したことで

2016年の大躍進を遂げました。


ビデボ事情もBAR事情と同様、

マーケット縮小、競合過多状態であり、

一度その場所が女装業界人の出入りするスポットとなると、

ロイヤルカスタマー化しやすい女装業界人の

取り込みを各ビデボがねらいはじめています。


これらのビデボ成功例をベンチマーキングして、

ほかの地方のビデボが女装子ニューハーフさん

ウェルカムにシフトしていく可能性は十分にあります。

関西では、ポルノ映画館やビデボを複数運営する

グループが2017年の女装ウェルカムを明確に

打ち出してすでに動き始めています。


2017年、福原国際・日劇・尼パレグループが女装ウェルカムへ旗を振る ...



2016年の盛り上がり度 ★★★★★
2017年盛り上がり予測 ★★★★★
image2016年MVVimage 通天小町@大阪
MVTの理由 2016年もっとも顧客の伸び率を
しめしたビデボといえば、
大阪新世界の通天小町だ。

一晩2500円以内で宿泊できる
リーズナブルさと、
個室の広さ、シャワー個別に完備、
ワイファイ完備、コミュニティルーム完備、
そして女装子ニューハーフさんが多く出入り
するという、
女装業界人のニーズを見事に満たした空間は
関西人気NO1。

近くに映画館のメッカ「新世界国際劇場」
や安くてうまい飲み屋がたくさんあり、
「新世界に遊びにきて小町で部屋をとって、
1日遊ぶ」というのが関西女装業界人の
一部のルーティンとなるほどである。





 

■2017年女装イベント事情を大予測!


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女装イベントの新定番として2016年二誕生した

DIFFUSION@東京歌舞伎町


2016→2017
imageトレンド上昇


■論評


2016年、女装イベント事情は序盤から波乱の幕開けでした。

なんと、女装イベントの代名詞

女装ニューハーフプロパガンダが突如終了しました。

2008年から8年間にわたって

毎月新宿で行われてきた女装イベントの終了に、

各所で驚きと落胆の声が寄せられました。

2015年にはプロパガンダのスピンオフイベントも

行われるほど根強い人気を保ち続けたイベントの

突然の終了に女装業界は激震が走りました。


「プロパロス」という言葉が生まれるほど、

毎月当たり前にあった女装イベントの消滅は

2016年最初の大ニュースでした。



【迷ったらGO!ラストプロパ】新宿女装ニューハーフ「プロパガンダ」2016.3.12で終了へ@女装ニュース24


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【本日12日開催!ラストプロパ!】
新宿で毎月定期開催されている
女装ニューハーフプロパガンダパーティが

2016.3.12の開催をもって

終了となることが明らかになりました。



しかし、すぐにプロパロスを打ち消すかのように

歌舞伎町でDIFUSSION(ディフュージョン)が始動。

2017年以降もずっと続くイベントになるよう、

イベンターさんたちは数々のエンターテイメントを仕掛け、

女装業界を盛り上げています。
しかしながら、2016年の後半は苦戦を強いられているようです。


また、日本最大級の女装ファッションショーイベントカマコレ

2015年は史上初札幌での地方巡業成功や、

本拠地大阪でのカマコレ開催など盛り上がりましたが、

2016年は、開催されませんでした。


一方で、

ハブラシノゾミ氏によるサンクスフォー@東京

はなのこゆき氏によるすご晩@東京、

女装サロンRAAR主催によるラールズナイト@東京

尾張姫恵美氏によるメイドinシャングリラ@名古屋など、


大規模なイベント、すなはちマスな女装イベントではなく、

ある特定の趣好や、特定の求心的人物が中心になって

開催されるマイクロ女装イベントが活発化しました。


これも女装のフラット化の影響です。

女装子ニューハーフさんが

女装でどこへでもいける時代になってきているので、

わざわざ女装イベントとしてマスな女装イベント

行わなくても、

女装子ニューハーフさんは各自でクラブに出入りしたり、

ノンケミックスなイベントの参加する傾向にあり、

これまでのマスな女装イベントの需要が減退している

背景が影響していると思います。


一方で、個人の趣好や求心的人物の下で、

「仲いいもの同士がゆる~く集まろうや」という

マイクロ女装イベントが興隆してきているのです。



■2017年どうなるの?


今後もマスな女装イベントは消えていく可能性があります。

プロパガンダ終了の直後に誕生したDIFFUSIONも、

「ただ女装して人が集まって、今までにありがちな

演出をしてクラブミュージックをかけてるだけ」

女装イベントとは一線を画し、

カラオケフリーパスやジャグジー、プロレスの開催など、

独自性を打ち出して、生き残りをかけています。



一方で、マイクロ女装イベントは2017年もますます

増加するでしょう。


制服フェチ女装子さん同士のイベント、

カマレズイベント、

ビデボ常連イベントなど、

「仲いいもの同士がゆる~く集まろうや」

イベントが2017年も目白押しだと思います。

楽しみですね!



2016年の盛り上がり度 ★★★★☆
2017年盛り上がり予測 ★★★★★
image2016年MVRimage メイドインシャングリラ
MVRの理由 尾張姫恵美氏という、
美貌と知性を兼ね備えた女装子さんによる
マイクロ女装イベント。
地域の女装業界人交流を促進し、
今年の女装イベントトレンドを象徴する
イベントとなった。





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次回以降は、

女装イベント・女装業界人事情・LGBT事情について

お話します!

 

 

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この記事書いた人:栗原千秋

女装ワールド主宰


出典元:
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